頭蓋骨欠損
sinking skin flap Syndrome(Trephine syndrome)(骨欠損部の直下の脳の血流障害によると考えられていますが、正確な頻度や原因はよくわかっていません。)
脳神経外科での開頭術後、外傷、脳卒中での外減圧後など。
CT、MRIなどの画像検査
感染によって自家骨が取り除かれた場合には、一般的には人工骨を用いた頭蓋形成術が必要になります。当科では長期経過観察に基づいた人工骨の選択をおこなっており、チタン、ハイドロキシアパタイトなどを症例に応じて選択しています。チタン製人工骨は多孔性のデザインでは長期的に露出しやすいことが臨床研究でわかっており、当科では孔の少ないタイプをカスタムメイドで作成し使用しています。頭蓋形成術で感染を繰り返した場合には、頭皮の伸展性が乏しくなり、再手術時の頭蓋形成時には、創部に強い緊張がかかることで、縫合不全から再感染の原因となります。
当科では、ティッシュエクスパンジョン法で残った頭皮の伸展をおこなったり、人工骨の曲率(突出度)を下げたりすることで、創部の減張を図るように工夫しています。
電話でのお問い合わせ
代表 06-6568-1601
専用フォームでのお問合せ