当院は二次救急病院として、大阪市南西部の地域医療における中核病院の役割を担っております。
脳外科手術といえば富永病院と言われる実績により、全国から脳神経外科手術を必要とされる患者さんを受け入れております。
大きな特徴は、「手術件数の多さ」「専門性の高さ」「情報公開の徹底」の3点です。
脳神経外科では、24名の脳外科医と306床のベッドで国内トップクラスの症例件数 (脳外科約1200件/全手術約2000件)に対応しています。
2008年10月には脳卒中センターの稼働の開始、脳動静脈奇形、脳動脈瘤、脊椎・脊髄、脳血管内治療など、それぞれに専門家を配したセンター制を取っています。整形外科も人工関節の分野に特化し、2001年5月から2020年12月で6292件の手術を行っており、専門性の高い医療を提供しています。
情報公開の点では、開院間もない頃からすべての手術の画像を記録し、患者さんやご家族に解説とともに見ていただいております。
診療科 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 |
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脳神経外科 | 34 | 32 | 31 | 35 | 37 | 35 | 34 | 43 | 48 | 41 | 37 | 42 | 449 |
脊椎・脊髄外科 | 8 | 6 | 17 | 15 | 11 | 9 | 12 | 12 | 11 | 17 | 8 | 6 | 132 |
血管内治療 | 8 | 17 | 16 | 12 | 17 | 11 | 19 | 18 | 16 | 19 | 19 | 13 | 185 |
脳神経外科(合算分) | 50 | 55 | 64 | 62 | 65 | 55 | 65 | 73 | 75 | 77 | 64 | 61 | 766 |
整形外科 | 20 | 33 | 35 | 35 | 40 | 36 | 49 | 44 | 33 | 47 | 30 | 41 | 443 |
神経形成外科 | 3 | 5 | 8 | 3 | 3 | 8 | 3 | 4 | 4 | 2 | 7 | 5 | 55 |
循環器内科 | 18 | 23 | 23 | 20 | 30 | 22 | 23 | 20 | 18 | 22 | 19 | 23 | 261 |
全科 | 91 | 116 | 130 | 120 | 138 | 121 | 140 | 141 | 130 | 148 | 120 | 130 | 1525 |
前週 (2025.1.30~2.5) |
総計 (2025.1.1~) |
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脳神経外科の治療総数 | 25 | 122 |
脳神経外科手術 | 17 | 68 |
脳腫瘍 | 2 | 7 |
脳動脈瘤 | 2 | 4 |
脳動静脈奇形 | 0 | 2 |
脊椎・脊髄手術 | 3 | 18 |
その他 | 10 | 37 |
血管内手術 | 2 | 20 |
脳動脈瘤 | 2 | 10 |
脳動静脈奇形 | 0 | 1 |
その他 | 0 | 9 |
ガンマナイフ治療 | 6 | 34 |
当院手術室の特徴として最もよく知られているのは、術中ライブ放映システムでしょう。
閉鎖された空間では、患者さんやご家族の不安や緊張が膨らむ一方であると考え、すべて隠さずに公開してきました。
映像だけでは何が行われているのかわかりにくいので、主に外回り看護師が、手術解説を映像と共にリアルタイムでオープンスペースに設置しているモニタにお届けしております。スタッフにとっても外部の目が入ることはよい影響を与えていると思います。
診療科単位ではなくセンター単位で動くこと、また全手術の80%程度が全身麻酔による大きな手術であることもあり、4つの手術室で年間2000件を超える手術を調整するためには人 員配分の面で困難を伴いますが、手術室の稼働状況の完全なデータを蓄積、分析をしております。
1日平均手術数から、患者さんの滞在時間や個々の看護師の生産性など想定します。 これらのデータはスタッフ配分や業務の効率化のほか、諸々の改善策の根拠となり、スタッフが働きやすい環境を作ることにも役立っています。
スタッフの負担は患者さんの不利益につながってしまうため、データを根拠に環境改善を進めることが重要で結果、患者さへの治療や看護の質の向上につながると考えています。
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