転移性脳腫瘍
転移性脳腫瘍は、脳そのものから発生した原発性脳腫瘍ではなく、脳以外の場所にできたがんの細胞が、血液の流れに乗って脳に転移し、脳の中で増殖したものです。
脳腫瘍の中で最も発生頻度が高く、脳腫瘍と診断される方の多くが転移性脳腫瘍です。
腫瘍ができた場所や数(単数か複数か)によって症状はさまざまです。 原発性脳腫瘍(神経膠腫など)と似た症状が出ますが、進行が比較的速いことがあります。
脳以外の場所にできた「がん」が原因です。 がんが進行すると、その一部の細胞が血管やリンパ管に入り込み、血流に乗って全身を巡ります。そして、脳の細い血管に引っかかったがん細胞が、そこで再び増殖を始めたものが転移性脳腫瘍です。
特に脳に転移しやすいがんは、以下のものが知られています。
まず画像検査で脳の異常を確認し、次に原発巣を特定することが重要です。
転移性脳腫瘍の治療は、脳の局所治療と、全身のがんに対する治療(薬物療法)を組み合わせて行う集学的治療が基本です。 脳の腫瘍の個数や大きさ、原発巣のがんの種類、患者さんの全身状態を総合的に判断して最適な治療法を選択します。
・定位放射線治療(SRT / SRS) ガンマナイフやサイバーナイフなどと呼ばれる治療法です。腫瘍の個数が比較的少ない(20個未満)場合に最もよく行われます。放射線を腫瘍にピンポイントで集中照射し、周囲の正常な脳へのダメージを最小限に抑えます。
・全脳照射(WBRT) 腫瘍が脳全体に多数(20個以上など)散らばっている場合に選択されることがあります。脳全体に放射線を当てるため、認知機能への副作用も考慮し、適応は慎重に判断されます。
・腫瘍が非常に大きく、脳への圧迫が強くて命に関わる場合
・腫瘍が1個だけで、手術で安全に取り除ける場所にある場合
・診断を確定させるため(生検術)
上記のような場合に開頭して腫瘍を摘出します。
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