社会医療法人 寿会 富永病院

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診療科・部門 

脳動静脈奇形(AVM)
治療センター

脳動静脈奇形(AVM)治療センター
Cerebral Arteriovenous Malformation

脳動静脈奇形(AVM)
治療センターについて
脳動静脈奇形(AVM)専門外来

米国脳神経外科医協会のAVM手術ビデオ特集に当院脳外科手術が選出されました

このたび、Journal of Neurosurgery(世界で最も権威のある脳外科科学術誌)のAVM手術ビデオ特集に、当院脳外科の手術が選ばれました。(2021年1月発刊)

当院脳外科のAVM手術が世界で一流であることが立証されたのです。

Revieweの評の一部をご紹介しますと、

Reviewe1 : 「手術技術は優れ、洗練され、脳外科医にとり有益です。」
Reviewe2 : 「AVM手術の手技が素晴らしい」

Chief : 「Congratulation on your fine Video!」

October 15 , 2020
Dear Dr. Tominaga :
Sincerly,
William T. Couldwell, M.D., Ph.D.
Editor-in-Chief
Neurosurgical Focus : Video

Journal of Neurosurgery のAVM手術ビデオ特集より引用

脳動静脈奇形(AVM)と診断された方へ

難しいといわれている脳動静脈奇形(AVM)の治療ですが、まずはご安心ください。
富永病院では、脳動静脈奇形(AVM)治療センターを設置することで、脳神経外科だけでなく他科との綿密な連携を図って「ワンチーム」として対応することにより、安全性を最優先に最良の方針を決定のうえ、最高の結果を出すことを目的として日々治療に邁進しています。

医学は進歩しております。昔にくらべ手術が容易に、また、後遺症が出にくく、治りやすくなってきております。
できるだけ手術を受けて、根本的に治しましょう。

AVM(脳動静脈奇形)

脳動静脈奇形(AVM)とは

通常は、動脈と静脈の間には毛細血管が存在します。しかし、脳動静脈奇形(AVM)では、毛細血管の代わりに脳の中に出来た毛玉のような異常な「細い血管のかたまり」のようなものが存在し、この「血管のかたまり」はナイダスと呼ばれます。

通常の毛細血管は、血液中の動脈の圧力(血圧)が静脈にかからないよう、防波堤のような役割を持っているのですが、ナイダスにはこの防波堤の機能がありません。つまり、ナイダスは破れて脳出血やくも膜下出血を起こしやすいといえます(出血発症型)。また、ナイダスが存在することで手足のけいれん発作の原因となったり(けいれん発症型)、頭の片方が定期的に痛む偏頭痛の原因となっていることもあり、できれば破れる前にナイダスを取り除くことが望まれます。

脳動静脈奇形(AVM)は、成人以降に新たに発生することは少なく、幼児期(あるいは出生前)から小児期にかけて発症することが殆どです。

目指すところはただひとつ「後遺症を出さずにナイダスを除去、出血を完全に予防すること」

さらに、次の3点が考慮されていることが大切だと考えています。

  • できるだけ、患者さんに苦痛を与えないこと。
  • 短い期間に治療を終えられること。
  • 治療費の負担が軽いこと。

AVMをそのままにしておくと脳出血をおこすことがあります。
出血の起こる前にAVMを除くのが安全です。

  • 脳出血は睡眠中・食事中であろうと、予告なしに起こるものです。
  • 1回で大出血の起こる率は低いですが、一生涯に起こる率は高く、とくに妊娠や出産をひかえていると高くなります。
  • 正しい診断を受けて、複数の治療法の中から適切な診療を選びましょう。

当院で行っている検査・治療

検査(入院:3~4日間)

MRI検査脳血管造影検査等を行って、治療方針を決定します。

治療(入院)

AVMの治療法は大きく分けて次の3つあります。
当院では長年の豊富な治療経験に基き、各治療法の専門医の協力によって最も適切と考えられる方針でAVM治療にのぞんでおり、場合によっては単独ではなく組み合わせることにより、最善の治療を行っています。

開頭手術

AVMのある脳の直上に、AVMの大きさくらいの骨をあけ開きます(手術が終わると元に戻します)。
手術によって脳からAVMを取り出します。
AVMが手術で完全に除かれ全治できたか、どうかを確かめる最も確実な方法は、脳血管撮影だとされています。当院では全例に脳血管撮影を行って完全摘出を確かめております。

AVM(脳動静脈奇形)開頭手術

脳血管内手術

主に、摘出術時の出血を減らしAVM摘出術の危険性を下げる目的で行います。
大きなAVMでは数回の脳血管内手術を行い、充分に塞栓が出来た後に摘出術を行います。
脳血管内手術は全身麻酔で行い、マイクロカテーテルを用いてAVMの栄養血管及びAVM本体の塞栓を行います。

AVM(脳動静脈奇形)脳血管内手術

定位放射線治療(ガンマナイフ)

AVMの異常な血管塊に、192ヵ所からの細かいガンマ線(X線よりもさらに波長の短い電磁波)を集中照射する治療です。
照射時の頭皮や正常脳への影響は少なく、照射を受けた血管塊が徐々に閉じてゆきます。
照射後、3年ぐらい経過すると、約80%の確率で血管塊が完全に閉塞します。ただ、閉塞するまでの期間に出血した場合や、効果がなかった場合は、開頭手術が必要になります。
手術による摘出が難しい脳の深部にあるAVMに適しています。

AVM(脳動静脈奇形)定位放射線治療(ガンマナイフ)

富永病院での治療の流れ

脳動静脈奇形(AVM)外来

まずは、脳動静脈奇形(AVM)外来を受診していただき、病状を把握したうえで、検査入院や入院治療についてのお話を進めることとなります。

検査入院・入院治療

AVM(脳動静脈奇形)の治療の流れ

よくある質問と回答

そのままにしておくと、どうなりますか?

一番怖いのは出血する可能性があることです。二番目に怖いのが、てんかんです。

効果的な治療方法はあるのでしょうか?

前に述べた3方法でほとんどのAVMは治療ができます。
患者さんによって適切な治療方法は変わってきいますが、最もよく行われ最も効果的な方法は、一回ないし数回の血管内治療を受けた後で開頭手術を行うことです。 手術を行う前に血管内治療を行うことで、出血量を減らし、手術時間を短縮することができます。これにより手術が容易になり、AVMが除かれ、後遺症が出ないか、出にくくなります。

手術にはどの程度の入院期間がかかりますか?

簡単なものなら約2週間で終わります。
複雑なものですと、2~数回に分けて(入院と通院をくり返して)治療しますので1~数年かかります。その間の入院実日数のトータルは数ヵ月です。
検査入院で3泊4日程度、1~3回の血管内治療の後に開頭手術です。3日前後の入院を1~3回の後、約3週間の手術治療が多いです。血管内治療やガンマナイフ治療のみなら、3日から1週間程度で退院になります。

脳から摘出した後の空間はどうなるのですか?

だんだん狭くなってゆきます。

出血率はどの程度なのでしょうか?

どこにできるかで異なり、年間約1~5%です。
治療しないと一生AVMが存在しつづけるので、非常に高い出血率となります。
その間出血の恐怖心がありますので、信頼できる専門医にかかり正確な診断と確実な治療を受けるようにしましょう。

治療費が心配です。

高額療養費(高額医療費支給制度)というものがあります。
入院が決まった方は申請するようにしてください。
(ほとんどの方が利用されています。申請の方法は当院事務担当者がお知らせします)

  • 乳幼児医療助成制度を利用される場合(年齢は各市町村により変わります)
    月額 3,000円
  • 高額療養費制度を利用される場合
    16万から20万(入院治療のみ) 残りの金額は国が負担してくれます。
    ※ ただし、収入により多少の変動があります。
    ※ 保険診療分以外の医療費(差額室料、食事療養費、診断書料など)は含まれません。

病院を選ぶときに気を付けることはありますか?

専門医の有無や、執刀医の治療経験数、設備の充実度また、血管内治療やガンマナイフ治療の経験豊富で、ガンマナイフが設備され、治療の選択の幅が広く最適の治療が選べるようにしてください。
いずれも重要なことですが、開頭手術については執刀医の治療経験数も大事なことです。担当医に直接お聞きになるのが得策でしょう。少なくとも100人から200人の治療経験が必要と感じています。

富永病院の治療実績を教えてください。

富永病院の脳動静脈奇形(AVM)の累計件数は1049件です。(過去16年の累計 2019年12月現在)

AVM(脳動静脈奇形)の治療の実績

また、脳動静脈奇形(AVM)治療の実績については、各症例ごとに詳細なデータを公開しています。

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