現在、大学や専門学校では手術に特化した授業はほとんどありません。
疾患や術式については学ぶもの、実際は実習で数日見学する程度となっております。
手術室の看護師は0からのスタートとなります。
ですから、教育体制がしっかりしていること、症例が多く経験を積める環境が手術室看護師の看護実践能力の向上に欠かせないのです。
教育方法は、日本手術看護学会に準じた5つのステージをもつクリニカルラダーを採用。看護実践能力に加え、一般的な企業でも取り入れられているコンピテンシー(行動特性)も評価する手法を組み込んであります。
看護師にとっては机上の知識だけでなく、この行動特性の部分が極めて重要だと思っています。
ステージ1は綿密に構築しておりますが、ステージ2以降では自立性を重んじて、軌道修正は致しますが、あえてレールを引かないようにしています。
3年目以降に相当しますが、ひととおり1人で業務を行えるようになった後は、教育によって可能性を狭めるより自ら成長してもらいたいからです。ですからステージ2以降では個々にファイルを作成し、自分自身で達成管理をする目標管理システムを導入しています。
教育の話とも関連しますが、手術室看護師には「動的適応能力」つまり動いている現場を的確に把握し、判断、行動する思考能力が求められます。実践しながら学び、学びながら実践することが不可欠で、スタッフのためにその環境を整えることが大切と思っています。
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